2023/11/11-12 名山 大台ケ原 大杉谷

[山   名] 百名山の大台ヶ原
[報   告]

日本三大渓谷のひとつ、宮川上流域にある大杉谷から日出ヶ岳頂上へ東大台登山口(大台ヶ原ビジターセンター)まで1泊2日の縦走

参加者12名、集合場所から登山口までの往復路はマイクロバスにて移動、快適かつ合理的であった
往路の大杉谷登山口へのアプローチは、大杉谷登山センターからバス終着点まで、曲がりくねった細い山道を11㎞ほどある大変奥深いところであった。

宮川第三ダムからの大杉谷登山口をすすむと、急峻な渓谷沿いを歩く岩場・鎖場が続き、黒部峡谷の水平歩道のような、岸壁をくり抜いた岩道、幾つもの高架吊橋を渡る。


渓谷の透きとおったエメラルドブルーの流れに目を奪われつつ、さらにすすむ。
天空から流れるような千尋滝、岩洞を潜り抜けた先には渓谷の岩と原生林に囲われたシシ淵やニコニコ滝、巨大な一枚岩の平等嵓には皆が魅了されていた。

桃の木小屋には15時半過ぎに到着、受付後、くつろぐ間もなくお風呂へ直行、掛湯と浴槽にわずかだが浸かれたのが大変有り難かった。一方、女湯は行列ができていたようで大変そうであった!
夕飯は、豚カツ&カレーライスを頂いた。 空腹なうえ、大変美味しかったので小生はおかわりした。
ここはキャリアの電波が弱く、皆、スマホいじりはそこそこで、茶話会で盛り上がった後はすぐに床に就いた。


翌目は6時過ぎに出発。 小屋を後にして40分位で七ツ釜滝に到着。
朝露なのか昨日以上にツルツル滑る谷沿いの道を、鎖をしっかり掴みながら慎重に進んでいく。
渓谷沿道では滑落の恐怖を感じながらも、源流の深く澄んだエメラルドの美しさに目を向けずにいられない。
大岩群(崩壊地)、光滝、隠滝、堂倉滝の自然の造形美に触れられて充実していた。

堂倉滝からは本格的な急登がはじまり、しばらく登ると堂倉避難小屋と粟谷小屋の分岐に到着。
どちらにすすむも合流するようで・・・・
東明CL派は堂倉避難小屋方面へ、梅田SL派は粟谷小屋方面へと袂を分かち、それぞれすすむ。
粟谷小屋は休業であったがトイレは利用できた。
ここで早弁当休憩!桃の木山の家弁当は、チマキ鶏ご飯とおかずが付いており美味しかった。



粟谷小屋から若干荒れた登山道が続き、東明CL派と合流、その先、短い急登が断続していた。
シャクナゲが群生花咲き時期なら見どころ!しゃくなげ平からは緩やかな道がつづき、日出ヶ岳頂上に到着
頂上には展望台から熊野灘、台高山脈、西側の山々が眺められた。


大蛇嵓への分岐では、日帰りチームの方たちと合流、グっと盛り上がり記念撮影!
大蛇嵓では高所断崖絶壁の先から全方位を眺める圧巻の景色とスリルは他で体験できない見所であった。
大台ヶ原ビジターセンターで、日帰りチームの方たちと再び合流、東明CLが山行を締めくくり解散した。

[日   時] 2023年11月11日(土)~12日(日) 一泊二日
[登 山 口] 大杉谷登山口
[参 加 者] 12名
[コースタイム]
1日目:大杉谷登山口(11:52)・・・京良谷(12:59)・・・千尋滝(13:44)[休憩 5分]・・・平等嵓(14:56)・・・桃の木山の家(15:28)[宿泊]
2日目:(6:14)・・・休憩小屋(06:48)[休憩 3分]・・・崩壊地(07:25)・・・堂倉滝(08:12)[休憩 8分]・・・栗谷小屋(09:20)[休憩 20分]・・・シャクナゲ平(10:55)[休憩 7分]・・・日出ヶ岳(11:41)[休憩 22分]・・・分岐(12:08)・・・正木ヶ原(12:33)・・・尾鷲辻(12:40)[休憩 3分]・・・牛石ヶ原(12:59)[休憩 7分]・・・展望台分岐(13:10)・・・大蛇嵓展望台(13:15)[休憩 10分]・・・展望台分岐(13:32)・・・牛石ヶ原(13:36)・・・尾鷲辻(13:55)・・・大台ヶ原駐車場(14:28)
[ヒヤリハット]シシ渕手前の岩洞では、岩のぬめりで滑った。(左膝打撲とふくらはぎ攣りですんだ)
       危うく谷側へ滑落するところだった。(松原談)
[記 録 者] 松原 英彦
[写   真] 大杉谷チーム              
日出ヶ岳頂上にて
大蛇嵓分岐で合流
                     

2023年11月11日