2023/05/20 天城山: 静岡の山シリーズ

山行報告書
[カテゴリー] 百名山
[山名]天城山(1,406m)
[報告]
4時に集合し、伊豆へ出発。期待して向かった伊豆ですが、高速道路から見えた伊豆半島には雲がかかっていました。登山口に到着すると、案の定そこは霧の中。それでも、この後に睛れると信じながら、小雨の中登り始めました。

どうやら伊豆は地形的に普段から雨が多い地域だそう。まさに苔むした石がそれを物語っていました。石を覆う苔が雨に濡れてしっとりと濃い緑色になっている様子が、木々の間が白く霧がかっている様子と相まってとても幻想的でした。また、つるつるのヒメシャラの幹をつたって雨が流れ落ちていく様子も非常に趣がありました。


途中で遭遇したヒキガエルや、葉に雨が当たる音、所々で現れるツッジやシャクナゲに癒されながら歩みを進めると、最高峰の万三郎岳に登頂。そこで休憩中にいただいたバームクーヘンはとてもおいしかったです。
その後は、万三郎岳から万二郎岳に向かって歩いて行きましたが、この区間はシャクナゲとッッジがたくさん。もう時期が遅いかなと思っていましたが、想像以上に咲いており嬉しくなりました。みんなで写真を撮るため立ち止まり、花を堪能しながらゆっくり進んでいきました。



睛れの日のシャクナゲはもちろん素晴らしいのでしょうが、雨が滴るシャクナゲはより艶やかで生き生きと見えました。写真に収めてもまた素晴らしく、曇天で光が拡散されるためふんわりとした可愛らしいシャクナゲが撮影できました。花を撮るとき雨が良いと実感しました。この日は、雨が降っており、またシャクナゲのピークは少し過ぎているのにも関わらず、多
くの登山客とすれ遮い驚きました。晴れの日のシャクナゲ人気がよくうかがえます。


万二郎岳から帰るころには雨も止み、レインウェアを脱いで下山。雨は止んでも道はぬかるんでおり、みんなでドロドロになりながら歩きました。戻ってきた登山口には靴洗い場があり、有難かったです。下山後は、修善寺温泉で汗と雨を流し、修善寺を散策し、サービスエリアで静岡名物を食べるという、大変充実した山行となりました。



[日 時] 2023 年 5 月 2 0 日(土)
[登 山 口] 天城高原ゴルフ場手前観光駐車場
[参 加 者] 青木・梅田・刈谷・小林・新城·東明・林・塩入・矢口 •山本 以上1 0名
[コ ー スタイム]9:00 スタート→11:16 万三郎岳→12:39 万二郎岳→14:06 下山
[ヒャリハット]濡れた地面で転倒、 雨具による視界不良で頭を強打
[記 録 者]新城

2023年05月20日